ぼくたちに、もうモノは必要ない。 断捨離からミニマリストへ

実用書 - お片付け本/断捨離 - 実用書

私の感想

この本を読んでみようと思ったのは、お友達の影響を受けて、私もなんとなく「断捨離」に興味を持ったからです。

 

追々出していきますが、この本の他にも断捨離本や、片づけ本はいろいろ漁ってます。

 

昨今、お片付け本は星の数ほど出ていますが、この本はとにかく「モノを持たない!!捨てる!!」。

 

筆者はミニマリストの第一人者として活躍していらっしゃいます。

 

あまりの徹底ぶりに、筆者の自宅を紹介した巻頭グラビアページは衝撃的でしたね。

本当にここで?普通に生活しているの?
寂しくないの?というのが正直な感想です。

 

いきなり私には無理・・ってつぶやいてしまいました^ ^;

 

しかし、本文を読みすすめてみると、闇雲にモノを捨てるオススメをしている訳ではなく、モノを持たないことによって得られる幸せがメインテーマになっています。

 

この「幸せを感じる」部分がミソで、片付けベタな私も、なるほど、共感…でした。
とは言え、紹介されているノウハウや筆者のライフスタイルがまるごと自分にあてはまる訳ではないので、どこを自分流にアレンジできるのか情報を抽出しながら読んでみるのがいいかと思います。

 

内容に感化されてモノを捨てすぎて後悔しても、後の祭りですからね~。
でも、逆に言えば、それくらい人を動かすエネルギーに満ちた一冊だということです。

 

『ぼくたちに、もうモノは必要ない。 – 断捨離からミニマリストへ -』著者:佐々木典士』257ページ

 

本の内容
“【ミニマリスト宣言!!】
持ちモノを自分に必要な最小限にする「ミニマリスト」という生き方。
ぼくはモノを減らすことで何もかもが変わり、なぜか毎日「幸せ」を感じられるまでになってしまった。誰かと比べてばかりいて、みじめだった。将来への不安で、ずっと停滞していた自分が動きはじめた。最小限にしたからこそ、見えてくる本当の豊かさ。モノが少ない幸せがあることを知った。 モノも情報もあまりに複雑化した現代。
そのノイズに阻まれて、本当に自分に何が必要なのか、何を大事にしたいのかさえわかりにくくなっている。できるだけ多くのモノを手に入れるのが唯一の正解だった時代はもう終わった。
それがほんとうの「幸せ」にはつながらないことをなんとなくみんなが気づき始めている。生き方にはもっと自由な選択肢があっていいはず。
他人の目線ばかり気にした世界から、自分の声に耳を澄ませてみること。
断捨離からミニマリストへ。終わりのないモノへの追求から一度思いっきり距離をとってみること。
これはもう一度「幸せ」について考え始めることに他ならない。
【巻頭カラー】
ミニマリストの部屋公開×4
世界一周可能な、バックパックの中身公開!!【第1章】
なぜ今、ミニマリストが生まれたのか?【第2章】
なぜ、モノをこんなに増やしてしまったのか?【第3章】
モノを捨てる方法最終リスト55!!
さらに捨てたい人へ追加リスト15!!
&「捨てたい病」への処方箋【第4章】
モノを捨て、ぼくが変わった12のこと
・時間ができる
・生活が楽しめる
・自由と解放感を感じられる
・人と比べなくなる
・人の目線を恐れなくなる
・行動的になれる
・集中力が高まる。自己に徹する
・節約だってできる。エコにもなる
・健康になれる。安全である
・人との関係が変わる
・今、ここを味わえる
・感謝できる【第5章】
幸せに「なる」のではなく「感じる」 ”(引用:Amazon.com)

 

モノを持たないことで得られる幸せ

 

筆者の佐々木さんは有名なミニマリストであり、実際にミニマリズムを実践したモノが究極に少ない部屋で生活しています。

 

巻頭グラビアにはその部屋のビフォーアフターの様子が掲載されているので、ミニマリズムをイメージしやすいと思いました。

 

ミニマリズムを実践するために、なんと、所持品の95%を捨てたとのこと。説得力や言葉の重みが、他の本とは違います。

 

しかし、どちらかと言うと、ミニマリストの経験談を聞くスタイルなので、モノの捨て方のハウツー本ではありません。

 

不要なモノを捨て本当に必要なモノだけ残す。
すると、当然ながら生活空間にゆとりが生まれるわけです。

 

ただ単に、スッキリして気持ちいいとか、掃除がしやすくて便利になったとか、表面上のことだけじゃなく、自分の幸せについて、考え直すきっかけになったことが非常に大きいと述べられています。

 

“誰しもが幸せになりたいと願っている。
だが、そうやって手に入れたモノは、ほんのわずかしかの間しか幸せにしてくれない。”

 

モノに囲まれる生活を辞めた筆者が今まで感じられなかった「幸せ」を感じられるようになったという部分は非常に印象に残りました。

 

執着を捨てたことで、人と比較しなくなり、そして自分の為だけの時間の使い方が変わったことが大きいのでしょう。

 

空間がもたらすゆとりは、心も、時間の流れさえ変えてしまうのですね。

 

さらに、本当に必要なモノが何なのかわかれば、見極める方法が身についてもっとモノを減らすことができるというのは目からウロコでした。

 

『もう一度買いたいと思えないものは捨てる』
『熱く語れないものは捨てる』
『安いという理由で買わない。タダという理由でもらわない』

 

などなど55個の捨てルールがあります。

 

全てが自分に出来るかどうかは別にして、意識を変える、別の角度から自分の持ち物を見直して見ることはとても大切なんだなと思えました。

 

専門的な意見ではなく、あくまで私達と同じ目線で書かれているのもよかったです。

 

ミニマリズムで人生が変わった筆者の体験に基づいているからこそ、この本は多くの人の心を打つのだと思います。ミニマリストのリアルな声が聞ける、貴重な一冊です。

 

効率良く断捨離する方法として「代理オークションを利用する」のもいいですね。

 

作者が利用したのは「Quick Do」です。

今は、メルカリもブームになっていますね。捨てたいものがお金になって、しかも断捨離も進むで まさに一石二鳥!

 

古本もわざわざお店に持参しなくても、箱に詰めるだけで宅配業者さんが無料で引き取りに来てくれるシステムがあります。

 

これ、大変に便利です。私がよく利用するのはBOOKOFFです。
近所の本屋(ジュンク堂)で使えるポイントでもらうと30%分多くもらえたりすので、キャンペーンを狙って送ってます。

 

この本を読む必要がないと思われる人

 

収納たっぷりの家がある人、モノを大事にする人。

元々モノを捨てることに悩まない人やモノを持っていない人は、この本を読んでも「今更感」があると思いました。

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