そして生活はつづく 星野源さん初エッセイ

そして生活はつづくを読んだ感想

 

ドラマ『逃げ恥』で大ブレイク。今をときめく、星野源さんの初エッセイです。

ミュージシャンでありながら、本もお書きになるんですね。

 

失礼ながら、私は『逃げ恥』まで存じ上げませんでした。

 

『そして生活はつづく』の発行は2009年。

まだまだ世に知られていない頃の作品となります。

まさか何年も経ってからこんなに売れるとは、本が一番ビックリしているのでは…。

 

やはり、のちに時の人となるだけあって「読んでガッカリ」はまずないです。

「くだらない」「飾らない」「格好つけない」といった言葉が心に浮かんできましたが、まさにそれらが星野さんの魅力である「自然体」という部分をよく表していると思いました。

 

それにしても、星野さん、消化器系が弱いんですね。ちょっと心配になりました。

冬場の撮影とか、裸の芸をする時はどうか、ご自愛ください。

 

「こんなにさらけ出しちゃっていいの!?」と感じる部分も。しかしだからこそ「ありのままでいいんだ」と励まされる人がたくさんいるのでしょうね。

 

下ネタばっちりでくだらないことしか書かれていないのに元気をもらう人続出!なんて、星野さんのように不思議な本です。

 

  1. 『そして生活はつづく』著者:星野源

208ページ

 

本の内容

 

“携帯電話の料金を払い忘れても、部屋が荒れ放題でも、人付き合いが苦手でも、誰にでも朝日は昇り、何があっても生活はつづいていく。ならば、そんな素晴らしくない日常を、つまらない生活をおもしろがろう。音楽家で俳優の星野源、初めてのエッセイ集。巻末に俳優・きたろうとの文庫版特別対談「く…そして生活はつづく」も収録。 ”(引用:Amazon.com)

 

『そして生活はつづく』のレビュー

 

星野さんの感受性には本当に感服します!くだらない、何てことないテーマを扱っているエッセイなのですが、星野さんならではの味付けで素晴らしい本に仕立てられているんです。

 

アハハと笑えるところから、スルリと哲学的なオチへ。この辺りのセンスはもうさすがですね。これだけマルチに活躍しているのも納得です。

 

読みやすくて軽快な文章にも才能を感じます。独特な言葉選びも魅力的です。彼の書く歌詞に通じるものがありますね。

 

ただボーッと過ごす。毎日を全力で楽しもうと努力をする。どちらの場合にも同じ時間が流れ、生活は続いていきます。

 

そのことをこの本は教えてくれました。どちらが良いというのは…、この本を読めばきっと自分の考えが変わるはずです。何もしなければ日常はただの日常。

 

もし面白おかしく過ごしたいのであれば、そのために一生懸命にならなければいけないと星野さんは結論付けています。

 

小さな喜びが多い方が、幸せを感じやすいですよね?「発想の転換」というか、星野式の生活の方が明るく楽しく生きていけるんじゃないかと思いました。

 

思いがけず、元気になれます。

 

下ネタにびっくりされる人もいるかと思いますが、それを含め、飾らない文体に癒されました。語りかけてくれるようなエッセイです。

 

星野さんが書くからこそ、ありのままの自分でいいんだという気持ちをくれたのだと思いました。

 

読む前に注意したいこと。

イケメン俳優のイメージを崩したくない人は要注意です!人間・星野源をきちんと見つめられる人でないと、ガッカリ感があるかもしれません。