「一家に一冊、置いておくべき本」としてオススメ
実はこの本、父が入院した時に買ったのです。
もう、長くはないと医者からも言われていましたから。
母も高齢、脚も弱っているし、身内で両親の近くに住んでいるのは私だけだし、もしもの時は私が仕切らないといけないんだ・・そんな自覚があったからです。
司法書士や税理士といった、言わば手続きのプロ達によって書かれたこの本は本当に役に立つと思います。
実際にその時がやって来た場合のマニュアルとして、もしくはその時のための備えとして。
どちらの用途でもわかりやすく使い勝手がよさそうです。
「時系列に沿って書かれている」「チェックシートがある」等、具体的な便利ポイントも内容をイメージしやすかったですね。
私としては、前もって目を通しておくのがいいかなと思いました。
本を片手に手続きを進めることはできても、動揺や悲しみで文字が頭に入ってこないこともあるだろうと感じたからです。
あと、そのタイミングは、自分や家族が健康な時にした方がいいのではないでしょうか。
身内の死はいつか必ずやってくるもの。いざという時のために準備したいですね。
- 『身近な人が亡くなった後の手続のすべて』著者:児島 明日美 (著), 福田 真弓 (著), 酒井 明日子 (著), 児島 充 (その他)
208ページ
本の内容
予習にも使えますし、いざという時のマニュアルとしても使えます。身内のもしもの時はかなり動揺しているはずなので、こういった本が家にあるというだけで、すごく心強いと思います。置いておくだけでも、少し目を通しておくのもいいですね。
手続きはプロに任せるのが一番安心で楽ですが、この本があれば自分の力だけである程度は進められそうです。
自力で手続きを進められるくらい専門的なのに、わかりやすくて、とても参考になります。チェックシートもありがたいです。とにかく丁寧で具体的なところが、他の本にはないポイントでした。
手続きの全体像を掴みたい人には、少しボリュームが多すぎるかもしれません。詳しく説明するための専門用語も読みづらく感じる人はいそうです。