言葉を正確に”つかむ”ことが語彙力の基本
一部の隙も無い⇒一分の隙も無い
底を尽く⇒底を突く
一貫の終わり⇒一巻の終わり
肝に命じる⇒肝に銘じる
精魂尽きる⇒精根尽きる
(精魂を込めると混同しやすい)
享年79歳⇒享年79(歳は不要)
子供の日⇒こどもの日が正解
チヂミ(韓国料理)⇒チジミが正解
シャンペン⇒シャンパン
左側の言葉が間違いで、右側が正しい使い方なのですが、言われなければ分からないかも。
夏目漱石のぼっちゃんは「坊ちゃん」ではなく『坊っちゃん』が正しい。
これも、ここで感想文を出す時は気を付けないと。
いやあ、、日本語って難しいですよね~。
日本で生まれ育ち、日本語だけをずっと使い続けている私ですが、常日頃しみじみとそう思います!
むしろ、大人になればなるほど、日本語の使い方が難しくなっているような…。
それはなぜかと考えると、日本語がバラエティー豊かすぎる言語だからじゃないでしょうか?!
良く言えば「繊細」、…逆ならば「難解」。
しかし日本人として生きているからには、諦めず、いろいろな日本語を使いこなしたいものです。
そんな時、自分の日本語を見直したくなったら、この本。
新しい日本語を学ぶ、そして今までの日本語や会話を見直すマニュアル&教科書にはぴったりだと思います。
実践的なステップにも踏み込んでいるので、すぐにでも誰かと喋りたくなりました。
大人の会話スキル上達のためにも、読んで損はなさそうです。
『大人の語彙力が面白いほど身につく本』著者:話題の達人倶楽部
216ページ
本の内容
- 『大人の語彙力が面白いほど身につく本』のレビュー・評判
「自分の使っている日本語がこんなにも間違っていたとは…」と、驚かされました。
慣れは怖いですね。
日常生活、特に困ることもなかったので、本来の意味なんて知ろうともしていませんでした。
しかしそこがしっかり分かっていないと、使い続けるうちにどんどんズレてしまうのだと思います。
この本を読んで、改めて日本語を勉強することができてよかったです。
でなければ、ずっと、間違った日本語のままだったので…。
早いも遅いもありません!
自分の語彙を見直す、イコール、これからの自分の会話力にも直結すると感じました。
普段、ふとした時に「自分のこの言葉遣いは正しいのか?」と考えてしまうくらい、この本の内容にはショックを与えられました。
自分の語彙力をチェックすることもできますし、様々なシーンに合わせた大人の日本語を学べます。
初めは言葉の解説や使い方、そしてその後に実践編と構成されていて、読みやすかったです。
一気に読める分量ではありますが、辞書のように用いるのもアリだと思います。
読んだ印象では、働く社会人がきちんとした日本語・語彙力・会話力を身に付けるための実用的なビジネス書でした。
とは言え、そうでない人も、読めばなぜだか人と話したくなる一冊です。
大人の語彙力が面白いほど身につく本購入前の注意点
漢字、カタカナ、固有名詞から多数の例が掲載されていますが、これを読んだからと言って全て頭に入るのか?それは当人の努力次第です。
どうしてココでこの漢字を用いるのか、意味をしっかり理解しておけばいいわけですが、全て頭に入れようとしても無理があります。
普段使いそうなものだけピックアップして書いて覚える、本をもっと読みこむ等工夫が必要かも。
実用書かつ、豆知識系の本でもあるので、学術的な本ではありません。好奇心で読み始めるのがいいと思います。