
感情類語辞典を読んだ感想
まず、数ページ読んでみただけで「ふわー!」と感嘆の声をあげてしまった。感情を表す言葉ってたくさんあるんだなあってしみじみ感じました。
1つの感情につき、【外的表なシグナル】、【内的な感覚】、【精神的な反応隠れた感情】その他・・いくつものパートに分けて全く異なる表現方法が書かれています。
ブログにしても、LINEや会話するにしても、語彙力、表現力のない私みたいな人に取っては救世主にあるうるかも知れない辞典です。
タイトルそのままの、感情にまつわる言葉たちを集めた辞典です。
辞典なので、読み物ではありません。
こういう専門書の類は中古本でもなかなか安くならないですよね。
待ってたんだけど、下がりそうにないので書店で買いました。
かなり専門的な辞典で、感情を表す言葉の類語のみが収録されています。
具体的には、1つの感情に約60~90個の類語という詳しさ。
プロアマ問わず小説・シナリオ・漫画等の創作活動の役に立つのではないかと思いました。
収録されている言葉が豊富なので、いろいろな使い方ができそうです。
創作活動の初心者さんだけではなく、ベテランの方も新しい発見があるかと思います。
また、文章に携わる職業の方以外でも役立つのではないでしょうか?
普段使いの表現も引き出しが増えた気がします。
実用的に活用しなくても「こんなに感情を表現する類語があるのか」と知的好奇心を満たす本としては十分でした。
使う人を選ぶ辞典ですが、興味本位で見てみるだけでも面白いです。
値段の割にページ数少ないかな?という感じも否めませんが。
ただ思いついた類語を集めているだけではなく、きちんと分類別になっているのでわかりやすいです。
自分では見つけられなかった、感情表現の豊かな言い回し、さらには仕草や動作を表す言葉を学べます。
『感情類語辞典 単行本』著者:アンジェラ・アッカーマン (著), ベッカ・パグリッシ (著)
180ページ
本の内容
【内容情報】キャラクターに命を吹き込み、より豊かな物語を表現するために。人間の喜怒哀楽を項目化し、その感情に由来する行動、反応、心理パターンを集めた、悩める創作者のための新しい「類語辞典」。
愛情/圧倒/あやふや/安堵/怒り/いらだち/陰気/うぬぼれ/驚き/衝撃/怯え〔ほか〕(「BOOK」データベースより)
『感情類語辞典 単行本購入前の注意点』
翻訳本という点が多少ネックだと思います。
日本人にはピンとこない表現も多いというか、不自然に感じるというか。
収録されているものをそのまま用いるよりは「ヒントをもらう」くらいの気持ちで利用するといいかもしれません。