
幸せになりたければねこと暮らしなさいの感想
猫ブームはまだまだ終わりませんね~!
…いや、いつか終わりのあるブームなんかではなく、最早、猫と私達日本人は切っても切れない関係なのかもしれません。
まさか「人間が猫から幸せをもらう」という本まで出版されるとはねえ。
ずっと気になっていたので、レビューが出そろうのを待って買ってみました。
肝心の内容はというと、序章がくどくどと長い。
そう感じた人は、そこはすっ飛ばして自分が気になるところを真っ先に読み始めるといいと思います。
あと多少こじつけのような部分もありますが、猫と暮らしていて、今”幸せだ”と感じている人ならば、なんとなくでも理解できるのではないでしょうか。
人によっては、自分自身の自信に繋がり、その後の人生がさらに豊かになるかも知れません。ものは考えようです。
かくいう私も猫を飼っております。
里親になって1年になりますが、可愛くて可愛くて仕方ありません。
猫の居ない生活なんてもう考えられないです。
この子です。
でも、猫って、ただかわいいだけじゃないんですよね。
奴は極めてマイペースで、たとえ飼い主と言えども、気分次第で攻撃してきます。
うっかり手を出すと、すかさずネコパンチを繰り出してきやがりますし、ちょっと油断すると、とんでもないイタズラをしでかします。
お気に入りの食器を壊されたり、洋服を汚されたり、時には床にウ〇チが落ちてることもあります・・。
猫はこちらの思い通りにはなりません。
でも不思議と腹も立たず、嫌いになることもなく、すんなりと受け入れられるんですよね。
それは、この本の中にも出て来ますが、人としての器量が大きくなった証なんですって。
猫は3つの愛情ホルモンで私を癒してくれる
猫って不思議です。
言葉では言い表せないほどの癒しを与えてくれます。
寝顔を見ているだけでも顔がほころぶのですが、撫でて気持ちよさげな表情をされるとさらに、幸せな気持ちになります。
なぜなんだろう?そんな不思議な疑問がこの本を読んでいて腑に落ちました。
それが、猫ホルモンの存在です。
猫を撫でると、心が和み、言いしれようのない愛おしさがこみあげてくるのですが、これは私の脳内の中で愛情ホルモン:オキシトシンが分泌されているからなんですって。
そのオキシトシンは、幸せホルモン:セロトニンの分泌も促します。
すると、もっと猫を撫でていたくなるのですね。こうしてくるくると「癒しのループ」が成り立つんですね。
オキシトシンにはもう一つ効果があります。
それは、ストレスの抑制です。
ストレスを受けた時に分泌されるコルチゾール、これは別名「ストレスホルモン」と言われ、このホルモンの量が多くなると、いろんな免疫機能の低下に繋がるリスクがあり、体調不良になることもあるそうです。
このコルチゾールの働きを抑制してくれるのがオキシトシンなんですね。
悲しいこと、辛いことがあって、元気が出ない日には、猫と触れ合うことで、オキシトシンを分泌させて、コルチゾールの働きを抑えることが出来るんだそうです。
ストレスをゼロにすることは出来ないかもませんが、それで気持ちを切り替えるきっかけになればいいですよね。
家族にも友達にも言えないことで悩んだら、猫に話しかけてみてください。
そっと猫が寄り添ってくれるはずですよ。
3つ目のホルモンが、ベータ・エンドルフィンです。別名「脳内麻薬」といわれています。
このホルモンを分泌させるのは最も簡単です。
猫を眺めて「かわいいな~」って思うだけ。
それだけで出てるんです。
ということは、私は毎日出まくってることになります。
ねこ啓発の本領
この本で最初から最後まで一貫しているのは、とにかく猫の要求に無条件に応じること。すなわち、『猫に対しては常に「yes」が正解』なんです。
著者の樺木さんは保護猫を7匹飼っており、その主張は「猫と暮らすと楽しい」というものだけではありません。
樺木さんの主張、それは「ねこ啓発」であり、これこそ、この本のメインテーマなのです。
ねこ啓発とは、私達が猫と暮らす中で猫から様々なものをもらい、それがやがて成長へとつながっていくというもの。
生き物との生活は楽しいことばかりではないとわかっているので、この理論にはとても納得できました。
特に「猫はカウンセラーでありコーチである」という記述が印象深く、心に残っています。
また、なぜ猫はカワイイのか、なぜ猫と暮らすと幸せを感じるのか、今まで突き詰めて考えてこなかったようなこともきちんと科学的に解説してくれているので、より一層、猫をいとおしく思えるはずです。
まさに猫との暮らしにおけるバイブルでしょう。
ねこ啓発を勧めている本なので、どちらかと言うと「これから猫を飼おうとしている人にぴったりなのかも」と思いました。
もちろん、すでに猫と暮らしている人にも新たな気付きがあると思います。
掲載されている数々の写真から癒しをもらうのもアリです。
猫の生態についての本は数あれど、猫との暮らしを解説した本としては初めての一冊なのではないでしょうか。
『幸せになりたければねこと暮らしなさい』著者:樺木 宏 (著), かばき みなこ (監修)
224ページ
本の内容
保護ねこ7匹と暮らす出版コンサルタントが書いた初の「ねこ啓発」書!
ねこ啓発【ねこけいはつ】ねこと暮らすことにより人の潜在的な能力が引き出され、精神面でも成長すること。またはその効果。◎主な内容序章 人生で大切なことはすべてねこが教えてくれる/第1章 なぜ、「ねこ」は健康にいいのか?/第2章 ねこと暮らすと「自分らしさ」を取り戻せる/第3章 一流の人は、なぜねこと暮らすのか?/第4章 幸せをくれるねことの上手なつきあいかた
1、心も身体も健康になり、自信がつき、人生が好転する/2、ねこに感謝する気持ちが生まれ、よりよい関係が築けるようになっていく/3、ねこの素晴らしさを伝える力が増し、周りに幸せな人とねこが増える(引用:Amazon.com)
・幸せになりたければねこと暮らしなさい購入前の注意点
ペットを飼うって、趣味ではないので、責任とそれなりの覚悟が必要です。
猫を飼う前にこの本を読んで、猫を飼う覚悟が出来ない、責任が重すぎると感じてしまうと、萎える人もいるかも知れません。
読む前に覚悟を決めてた方がいいかも?
既に猫と暮らしている方は、猫のと自分との関わり合いで、信頼と愛情がしっかり築けているかどうかを再認識できるでしょう。
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