• 『遅読家のための読書術』読んだら心が軽くなった♪

『遅読家のための読書術』読んだら心が軽くなった♪

実用書
『遅読家のための読書術』読んだら心が軽くなった♪

遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣

 

「遅読家のための読書術」このタイトル見た時、この本は私のために出してくれたの?!なんて嬉しくなってしまいました。

 

というのは、私が読書が苦手だった理由の一つに、「本を読むのが遅い」ことを気にしていたから。

 

ずっとコンプレックスを持っていました。

 

でも、この本で読み方が変わりました。私と同じようにちょっぴりコンプレックスを持ってる人は、きっと楽になると思います。

 

著者の印南さんが元・遅読家だったということで、読書が苦手な人の「どこが苦手なのか」ポイントをよく掴んでいて、説明がとても自然に頭に入ってきました。

 

要するに、読書に苦手意識を感じている人は、本からの情報に溺れちゃっているのです。

本を読むにあたり、文章や内容をすべて暗記しようとすることはやめること。

流し読みに罪悪感を持たないこと。マジメ過ぎる読書から抜け出すこと。

 

この本から新しいテクニックも得ましたし、逆に「あぁ、OKだったのね」と、すでに実践していることに自信を持つこともできたと思います。

 

本の丸暗記なんかより、その本が自分に語りかけてくるたったひとつのエッセンスを見つけ出すことが重要ということです。

 

そして、何より、読書を楽しもうとオススメしてくれています。

なるほど、読書が苦でなくなれば楽しくなりますし、習慣化できますよね。

 

「フローリーディング」という魔法のワードに興味を持った人は、きっと今後の読書人生が良い方向へ変わっていくはずです。

 

しっかり覚えよう、頭の中に可能な限りインストールしてしまおう!としているのが奥野さんの『読書は一冊のノートにまとめなさい』、樺沢さんの『読んだら忘れない読書術』ですね。

 

遅読の人がこっちから入ったら、ますます遅くなってしまうかも知れませんね。

 

でも、読書に慣れたら別の視点から本と向きあってみると、今度は多読が楽しめるようになるかも知れません。

 

  1. 『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』 著者:印南敦史

208ページ

 

本の内容

◎積ん読、解消! 月20冊があたり前になる。
なぜ「1ページ5分」かかっていた遅読家が
「年間700冊超」読破する人気書評家になれたのか?元・遅読の書評家が教える
本を読むのがラクになる方法
僕はいま書評家として「LifeHacker[日本版]」「NewsWeek日本版」
などのニュースサイトに、月60本近くのブックレビュー記事を寄稿しています。
つまり、単純計算でも年間読書量は700冊以上のペース。そんな話をすると驚かれますが、
なにを隠そう、僕もかなりの「遅読家」です。
ちょっと試しに、手元の本で計測してみたところ、
1ページを読むのにだいたい5分弱かかりました。とはいえ本書は、いわゆる「速読術」の本ではありません。
「過去の僕と同じような悩みを抱えている人」のための読書術の本です。「情報洪水」でも疲れない
あたらしい「本の読み方」
「昔は読書家だったのに、ここ数年、本が読めなくなった」
そういう人も増えていますよね。スマートフォンでSNSやニュースを見るようになって以来、
僕たちの「読み方」が変化しています。
「新しい読み方」と「これまでの読み方」とのあいだで
真っ二つに引き裂かれているわけです。「本を読む人生」は、きっとすばらしい
そこで残された道は2つ。
本が読めなくなっていく自分を、このまま放置するか。
それとも、「新しい読み方」を身につけて、「本のある人生」を取り戻すか。

後者の道を選ぶ人のために、この1冊ををまとめました。
読書によって頭がよくなるとか、
仕事ができるようになるとか、お金持ちになれるとか……
この際、そういったことはいわないでおきましょう。

読書そのものの楽しみを知っている人、
だけど、現状の読書量や読書スピードに不満がある人に
役立つ考え方やメソッドを多数盛り込みました。

音楽を聴くように本が読める
――さあ、「フロー・リーディング」の習慣をはじめましょう。 (引用:Amazon.com)

 

「一言一句、間違えずにきっちり読みなさい」、「覚えるくらい読み込んで内容を把握しなさい」と教えられてきた私です。

 

小さい頃から本はこう読めと教わってきた訳ですが、それが呪縛となっていたとは…。この本は「そんな読み方をしていたら読書がつまらなくなるよ」と語りかけてくれました。

 

私は読書はまだまだ下手くそですが、この先も本の無い人生は送りたくないので、フロー・リーディングをしっかり勉強したいと思います。

 

本著の最終的なメッセージは「読書を楽しんで、本と共に生活しよう」だと思いました。そのための提案が「フロー・リーディング」という訳です。

 

流し読みOK!斜め読みOK!言わば、読書のズルみたいなテクニックをじゃんじゃんオススメしちゃっています。要するに本の内容を全部把握することよりも、その本が伝えようとしているひとかけらを見つけることの方が大事なのです。

 

読書が苦手な人はここでつまずいているんですね。なので、この「ズルOK!」はすごく心が楽になりました。ワクワクして読書と付き合えそうです。

 

でもただ雑に読んで、読書済みの本を積み上げても自分のものにはなりません。

 

そこで印南さんは大事な「ひとかけら」に出会うために、初めからキーワードを探しながら読む方法や手書きメモを取るというアイデアを紹介してくれています。簡単に実践できそうなので、やる気がわいてきました。

 

そして、心に一番響いた「音楽鑑賞のように読書を楽しむ」のフレーズのように読書を楽しめるようになれたらと思います。

 

フローリーディングのフローは「流す」の意味。貯めこまない読書を習慣づけたいです。

 

『遅読家のための読書術』読む必要がないと思われる人

 

あくまで、読書と気軽に付き合えるようになる本です。それと、フローリーディングは小説やエッセイには適してない気がします。

ジャンルが限られてくるので要注意。

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