
めんどくさいがなくなる台所を読んだ感想
「めんどくさいからやらな~い!」が通用すればいいですよね、台所仕事…。
でも、食事は作らなきゃいけないし、台所はキレイにしておかないといけない場所だし。
ズボラさんにとって、台所はまさに「めんどくさい」の巣窟。
この本の「調理ウツ」、「後片付けウツ」というワード、めちゃくちゃしっくり来ました。
でも、どうせやらなければならない仕事なら、楽しんじゃった方がラクじゃない?…というのが著者であるスーパー主婦・足立洋子さんの主張です。
持ちあがらない重い腰にムチ打って、思いつかない献立のために頭を空回りさせて、なんて苦痛なまま動いていたら、いつまでたっても台所仕事は捗りません。
足立さんは「台所仕事ウツ」から解放されるヒントをたくさん教えてくれています。
台所仕事はやりたくなければやらなくてOKなのだと思っていますが、味方に付ければ人生がガラリと変わることに気付きました。
この手の本は他にも読んだりしているので、まあ目新し知識としてはそれほどないのですが、1つでも、2つでも「あ、なるほど!」と思える知恵が見つかったらそれで良しとします。
「考えない台所」よりは具体的なアイデアをもらった気がします。
めんどくさいをなくすには、その前に、「ラクになるにはどうしたらいいか?」を考える、その練習を積むことで考える時間がどんどん少なくなり、気が付けばスルーっとこなせるようになってる?ということのようです。
ここは、考えない台所でも共通するセオリーですね。
買い物の仕方、献立の立て方、それぞれの工夫次第で、関連する台所仕事の面倒レベルが変わるという足立さんからパワーをもらってください。
献立の立て方、料理のコツ
・一汁一菜は難しくない、献立はメインを決めて一点突破。
・菜常備よりは下処理済みの野菜。
この考え方は作り置きを推奨している他の本とは対照的です。
でも、おっしゃってる意味はよく分かりました。
作っただけで満足し、結局使いきれない常備菜は必要ないという考えです。
まとめ買いをするならこの野菜
・これさえあればなんとかなる野菜を常に用意しておく
⇒白い野菜(白菜、大根、キャベツ)
野菜の三種の神器(じゃがいも、ニンジン、玉ねぎ)
・いざと言うときのためにこれらを使ったレシピを覚えておく。
中でも、足立さんお得意の“玉ねぎドレッシング”のバリエーションは取りいれたいなと思いました。
台所の後片付け
よく言われることですが、後片付けは調理中の一瞬のひと手間で後が楽になります。
はじめは真似でも、そのうち自分オリジナルの使い方ができるようになると思います。
要するに、家事は、嫌々ながらも慣れていくことでレベルアップし、最終的には好きになれる・・ということじゃないかな?
めんどくさいけどやらなきゃいけない台所仕事へのモチベーションを上げてくれる一冊です。
自分は何をめんどくさいと感じているのか、自分の中の「めんどくさい」と向き合うコツを学べます。
また「そんなに頑張らなくても大丈夫!」と、先輩主婦からの愛あるアドバイスで肩の力を抜いてくれるようなところも、この本の魅力だと思いました。
さて、めんどくさいがなくなった台所には何が現れるでしょう?
『「めんどくさい」がなくなる台所』著者:足立洋子
224ページ
本の内容
スーパー主婦直伝! 頑張らずにできる台所術
「お買いものに行くのがめんどくさい」「買ってきた食材を冷蔵庫にしまうのがめんどくさい」「献立考えるのめんどくさい」「料理って、下ごしらえがめんどくさい」「後片付けを思うと、本当にめんどくさーーい! ! 」・・・・・・。そんな女性に向けて。スーパー主婦足立さんが教えるほんの小さな工夫やアイデアが、台所仕事に追われてくじけそうな心をグワッと立て直します。家事は「どうせやらなくちゃいけないもの」。だったら、無理して嫌々やるよりも、ラクしてがんばらずに続けられるほうがダンゼンいい! 「献立ウツ」「調理ウツ」「後片付けウツ」から解放される、台所術の決定版。「めんどくさい」さえなくなれば、勇気100倍! 台所仕事はパパッと終わらせて、自分の好きなことに時間を使いましょう! !
『「めんどくさい」がなくなる台所購入前の注意点』
挿絵等がほぼなく、文字ばかりの本です。
読書に慣れてない人にとっては読みづらいと感じる人もいるようです。
そういうタイプの方は書籍よりムックのような大きな写真がメインの本を見た方がイメージしやすいかも。
難しい内容ではないので、1日で読めます。