• 置かれた場所で咲きなさい 咲けなくても根を張ることは出来るかも

置かれた場所で咲きなさい 咲けなくても根を張ることは出来るかも

エッセイ
置かれた場所で咲きなさい 咲けなくても根を張ることは出来るかも

置かれた場所で咲きなさいを読んだ感想

 

こういう人生のアドバイス的な本を読むと大体「そうは言われても…」と、自分の中のあまのじゃくが顔を出すのですが…。

 

今回、とりあえず最後まで読めましたが、人によってはマイナスの捉え方になってしまう内容ではないかなと思いました。

 

Amazonの低い方のレビューを読んでると、時代に合わないのかな?と思えなくもないです。

 

それでも私は、渡辺さんのありのままを見せようとする姿勢、嘘のないまっすぐで清い生き方、今ここで咲けないなら、”根を張りなさい”の言葉には素直に賛同できます。

 

そして、こんなにも温かい言葉で語りかけられると、自分を許してもらえたような気にもなりました。

 

もう戻れないのに振り返っては後悔ばかりの日々より、置かれた場所で咲けるよう、一日、一秒を主体的に生きなければと思えました。

 

「気分次第」と言ってしまうと雑ですが、周りの状況が自分を変えてしまうのではなく、自分の心や笑顔ひとつで周りが変わっていくのではないでしょうか。

 

今、出来なくてもね。

変われるきかっけはどこかにあるかも知れないですよ。

 

『置かれた場所で咲きなさい』著者:渡辺和子

159ページ

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置かれた場所で咲きなさい (幻冬舎文庫) [ 渡辺和子 ]
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本の内容 レビュー

Bloom where God has planted you.置かれたところこそが、今のあなたの居場所なのです。咲けない時は、根を下へ下へと降ろしましょう。「時間の使い方は、そのまま、いのちの使い方なのですよ。置かれたところで咲いていてください」結婚しても、就職しても、子育てをしても、「こんなはずじゃなかった」と思うことが、次から次に出てきます。そんな時にも、その状況の中で「咲く」努力をしてほしいのです。どうしても咲けない時もあります。雨風が強い時、日照り続きで咲けない日、そんな時には無理に咲かなくてもいい。その代わりに、根を下へ下へと降ろして、根を張るのです。次に咲く花が、より大きく、美しいものとなるために。現実が変わらないなら、悩みに対する心の持ちようを変えてみる。いい出会いにするためには、自分が苦労をして出会いを育てなければならない。心にポッカリ開いた穴からこれまで見えなかったものが見えてくる。希望には叶わないものもあるが、大切なのは希望を持ち続けること。信頼は98%。あとの2%は相手が間違った時の許しのために取っておく。「ていねいに生きる」とは、自分に与えられた試練を感謝すること。
(引用:Amazon.com)

 

渡辺和子さんは敬虔なクリスチャンです。ですので、この本もキリスト教の教えが色濃く反映されています。しかし、思わず身構えてしまうほどの宗教色はありません。

 

なぜなら、この本はあたたかい渡辺さんの言葉でいっぱいだからです。

押しつけがましかったり、お説教じみていたり、読者の失敗を非難したりしていないのです。

 

まさに博愛の人だなと思いました。

 

「花を咲かせられない時は根を張りなさい」というフレーズが一番胸に刺さりました。

なぜか、”ど根性大根”の絵面が浮かびました。

 

周りに流されない強い自分を育てないといけませんね。

 

不満を言うだけなら、絶対に、より良い明日を信じて生きる方がいいはずです。

 

「ほほえみ」の詩からも温かいメッセージをもらいました。この詩も、強く生きることを教えてくれていると思います。

 

不快なことがあっても、相手のために笑うということは強い心がないとできません。なかなか実践できなかったとしても、常に心掛けていきたいです。

 

笑顔は必ず、周りの人も、自分も幸せにしてくれるということ、笑顔こそ幸せなのだと思い出させてくれました。

 

この本は、忙しかったり、苛立ったりの毎日にふと、立ち止まる時間をくれます。イライラは時間イコール命の無駄遣い!ないものねだりなどせず、等身大で生きていきたいです。

 

「置かれた場所で咲きなさい」という渡辺さんの言葉は、自分の中で「置かれた場所でも咲かせる心を持ちなさい」という解釈で受け取りました。

 

自分の思い通りにならないのは、環境が悪いとふてくされるのではなく、例え環境が悪かったとしても、自分の心の持ちようで何とでも変わると渡辺さんは教えてくれています。

 

おそらく、この本に書いてあること、すなわち渡辺さんの生き方に共感できない人は、ここで引っかかってしまうのだと思います。

 

これ以上なにをどう頑張れと言うのか?とますます追いつめられた気持ちになってしまうようです。

 

この本の教えは、ある意味、余力のある人に向いているのかも知れません。

 

読む前に注意

 

どうしようもなく落ち込んでしまっている人には、本の内容が綺麗ごと過ぎて入ってこないかもしれません。宗教というものに拒否感がある人も、受け入れられないことがあると思いました。

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