読んだら忘れない読書術との出会いが私を変えた
読書の入門書とも言うべき一冊。
タイトル見た時ビビっと来たんです。
「これ、読まなくちゃ!」って速攻で買った本です。
「いかに本の内容を自分のものにするか」というメインテーマに沿って、実にオーソドックスな読書術が紹介されています。
読書好きの人ならもう既に得ている知識なのかも知れませんが、読書初心者にとってはものすごくためになる本です。
あるいは「読んだら忘れない」テクニック集でもあるので、読書家が今一度自分の読書スタイルを見直すために手に取ってみても面白いかもしれません。
また、自分がなぜ読書をするのか、ということも考えさせられました。
なぜ、もっと早く本の有難さに気づかなかったのだろうかと後悔の念も少し。
本を選ぶ段階も読書の一部、読書に制限時間を、というのは衝撃でしたね。
たくさん本を読んでも何となく捗らなかった理由がこの本でわかった気がします。
本を読んだら、とにかくアウトプット!相手に説明できるくらいに!
しかしなかなか誰かと本の感想を議論し合うことはないので…、まずは、本書にあるようなSNSの場でメモ代わりのブログもをスタートさせた訳です。
読んだら忘れない読書術 精神科医が教える [ 樺沢紫苑 ]
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『読んだら忘れない読書術』著者:樺沢紫苑
251ページ
本の内容を聞かれて答えられないのは読んでないのと同じ。
衝撃的な言葉でした。
本の内容
【新聞・電車広告で大反響、15万部突破! 】「本を読んでも、すぐに内容を忘れてしまう」
「せっかく読書をしても、記憶に残っていない」
「凄くおもしろかったのに、少し時間がたつと内容が思い出せない」
あなたも、こんなふうに思っていませんか?
こんな、記憶に残らない「読んだつもり」の読書は、
ザルで水をすくうようなもので、時間の無駄です。
読書とは、その内容を忘れずに自分の知識として定着させて、
自己成長に結びつけてこそ、はじめて意味が出てくるものなのです。
本書では、精神科医である著者が、
脳科学的な裏付けのある「読んだら忘れない読書術」を公開します。
また、「SNSの超プロ」としての立場からも、ソーシャルメディアを使いこなし、
読書で得た知識をアウトプットする方法、人とシェアする方法などを明かします。
ぜひ、「読んだら忘れない読書術」を手に入れ、
さまざまな本で学んだ内容を仕事や生活の場で実践してください。
その前にまずは、本書を「記憶に残る読書術」で読み進めてみてください!
(引用:Amazon.com)
『読んだら忘れない読書術』のレビュー・評判
読んだらとにかくアウトプット!単純明快、これだけです。アウトプットとは、内側から外へ出す作業のこと。読書で取り込んだ情報をまずは外へ出します。
口にするのも、手書きするのも、スマホやパソコンで書き込むのも、何でもOK。アマゾンのレビューもすごく効果があるらしく、かつ取り掛かりやすそうなので実践したくなりました。アウトプットの際に、もう一度内容を反復することで記憶に残りやすくなるという理屈ですね。
一度読んだだけではわからなかった箇所を何度も読む…という行動と同じでしょうか?樺沢さんの解説もわかりやすいです。
「読書には制限時間を設ける」という提案も驚きでした。読書って、時間に余裕がある時にのんびりと始めるものだと思っていましたし、実際そうしていたので、実はそれがダメ読書の一因とは。樺沢さん曰く、時間に制限があると集中力が増すとのこと。さすがは精神科のお医者さん、説得力があります。
集中して読めば、ダラダラ読みよりも遥かに記憶に残るというのは納得です。
要するに、紹介されているアウトプットの方法もスキマ時間読書も、総合的に「頭の回転を良くする」ためのトレーニングだということでした。読書によって頭の回転を鍛える、頭の回転を鍛えると読書も効率的になる…シンプルな結論はこのサイクルに尽きるはずです。頭の回転が速くなれば、生活のいろんなシーンで役立つと思いますし、本から得られた知識も上手に活用できると思います。
読書術のハウツー本かと思いきや、それだけではない奥深さがありました。
読む必要がないと思われる人
読書家には当たり前のことが書かれているので、途中から冗長さが気になってくる人もいると思います。著者に関する記述が多すぎて鼻につく感じもあり、自分に必要な情報だけ取り出せば、じっくりと読み込まなくてもいいかもしれません。