月別:2017年09月

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『本のない人生なんて』クロワッサン 2017年 8/25号

雑誌

雑誌類は、たまに買います。『クロワッサンのNo.955』はタイトル買いですね。

立ち読みするのはもったいないって思いました。

 

著名人はどんな本を読んで、どんなことを感じているのか?

とても興味がありますもの。

 

お家かカフェで座ってじっくり読みたいです。

期待を裏切らない内容で面白かったです。

 

印象に残ったのは浅井リュウさん、恩田陸さん、中島朋子さんの3人です。

 

こちらの記事でも紹介しましたが、直木賞作家の浅井リュウさんがさくらももこさんの『もものかんづめ』をはじめとする”さくらももこのエッセイ3部作”を絶賛していました。

 

私は浅井さんの言葉に大いに共感したわけです。

リュウさんありがとう!今度あなたのエッセーか小説も読ませていただきます。

 

直木賞、本屋大賞を受賞した恩田陸さんが「作家になる原点になった」と紹介していたのが『チョコレート工場の秘密』です。

 

写真の雰囲気から絵本なのかな?と思いましたが、児童書のようですね。

 

今は装丁も、和訳も変わってしまって子供の頃に読んだものと違う!と嘆いている人が居るようですが。読んでみたいです。

 

中島朋子さんの愛読書はエンデです。

ミヒャエル・エンデと言えば『はてしない物語』映画『ネバーエンディングストーリー』『モモ』で知られていますよね。

 

もちろんエンデの本は他にもあって、中島さんは『ものがたりの余白』という本を大切にしているそうです。この本は、エンデが生前、友人である日本人に自分の作品について、あるいは人生、そして「夢」「死」について語っていた内容を、エンデの死後に翻訳し出版したものです。

 

「いつも大切なことを教えてもらっている気がします」と語っていました。

 

中島さんの光る演技の中にエンデの独創性が活かされているのかも?と思うと、これまでとは違った目で見てしまいそう。

 

その他にも、澤地久枝さん、角野栄子さん、島田順子さん、井上荒野さんのインタビュー記事と、『おかえりなさい!大好きだったマンガの世界へ』

 

個人的にコレ見て興奮しました。懐かしくて!1980年代まではほとんど知ってる~♪

 

『5人の作家が挑戦 食わず嫌いでいた分野の作品を、読んでみての感想は?』こちらでもいろんな作家さんと本がが登場しますよ。

 

雑誌を読むことって読書ではないと言われますが、雑誌の記事をきっかけに本に興味を持つ人は必ず居ます。

 

雑誌は視覚的に伝わりやすく、情報もうまくまとめられているので読みやすいからです。

興味を持ったらどんどん読むべしです。

 

もう本屋さんでは買えない『クロワッサン 2017年 8/25号』

今日から役に立つ! 常識の「国語力」2600 お勉強は今からでも遅くはない

実用書

今更ですが、自分の国語力の低さが思い知らされますね。

 

「知ると知らないとでは大違い!」のキャッチコピーにビビッと来ました。

確かに、日常生活の中で何となく使っている言葉もあります。

 

辞書…の代わりにはならないかもしれませんが、あらかじめこの本の内容を頭に入れておくと、もしもの時に役に立ちそうです。

 

何と言っても、やはり掲載されている言葉の多さは圧巻だと思います。

「今日から~」とタイトルにある通り、普段使いの日本語がたくさん!

 

定石

殺生

更迭

補填

流布

極彩色

未曾有

凡例

逝去

持論

神業

木端微塵

 

この本の1ページの例ですが、本ではよく見かける漢字なので、なんとか読めます。

が、パソコン、スマホなしで手書きで書け!と言われたら、私はダメかもです。

 

これを機に、私も恥ずかしい知ったかぶりから卒業したくなりました。

正しく豊かな日本語を使う大人になりたいですね。

 

勉強と身構えず、パラパラと暇つぶしに読んでもいいかもしれません。

知的好奇心が刺激されますよ。

 

『今日から役に立つ! 常識の「国語力」2600』著者:西東者編集部

385ページ

 

本の内容

『今日から役に立つ! 常識の「国語力」2600』

本書は、漢字の国語力から慣用句、最近よく耳にするカタカナ言葉、敬語、諺・故事、四字熟語、ここぞと言うときのとっておきの言い回しまで全2600のなるほどを紹介しました! 知ると知らないとでは大違い! インプットだけでは終わらない、アウトプットしたくなる国語力をあなたも身につけてみませんか?

 

【目次】
はじめに
Part1 今からでも遅くない!しっかり身につけたい漢字力
Part2 誤用にご用心!由来を知ればすぐわかる慣用句
Part3 カッコいいオトナはカタカナ語をさらりと使う
Part4 敬語を使いこなせば、もう恥ずかしい思いをしない
Part5 コミュニケーション力がアップ!とっておきの言い回し
Part6 できるオトナは表現力豊か!四字熟語の達人にPart7 ことわざ・故事成語から先人の知恵を学び、教養アップ!
確認ミニテスト(引用:Amazon.com)

 

  1. 勉強にもなりますが、何よりまず面白いです。

どんどん読み進められてしまいます。

なので、知らないうちに知識が増えている感じで、とても興味深いです。

 

言葉の使い方、意味を調べるのに活用したいと思いました。

たまに、自分の日本語が合っているのか不安になるので…。

机の上にあると便利ですし、一家に一冊でもいいかもしれません。

「2600」のタイトル通り、内容はしっかり充実しています。

 

購入前の注意点

 

挿絵などはないので、読みにくさを感じるかもしれないです。この本だけでは理解が深まらない単語には、併せて辞書を用いると良いと思います。

『語彙力こそが教養である』もう”ヤバイ”は使えない

実用書

語彙力の無い私にこそ必要な本

 

『語彙力こそが教養である』はこれも、ほぼタイトル買い。

 

著者は「声に出して読みたい日本語」で一大ムーブメントを起こした、齋藤孝さんです。

確かに、本著でも音読の重要性が説かれています。

 

「声に出して読みたい日本語」がブームになっている時は、斎藤先生のことなんて全く存じ上げませんで、最近になってビートたけしさんと安住アナでやってる『新・情報7daysニュースキャスター』に時々コメンテーターで出演している知的な方。そんなくらいの認識でした。

 

この本がきっかけになって、斎藤先生の著書をいろいろ読むようになりました。

 

ところで、タイトルにある「語彙(ごい)」って、まず、読み方がわかりませんでした。”ごじょう?”って読んじゃったのは私だけでしょうか・・。

 

すごく馴染みのない単語で重たいイメージがないですか?そもそも日常生活にはあまり登場しませんよね?

 

しかし、この本のメッセージは決して「難しい言葉を使うとカッコイイ!」というものではありません。

 

語彙を増やす、イコール語彙力を鍛える努力をすることによって、人生を豊かにしようという提案だと私は受け取りました。

 

なんでもかんでも「カワイイ」「ヤバイ」で済まさず、自分の感情をいろいろな言葉で表現できる人生の方が遥かにワクワクしそうです。

 

さらにその方法として、インプットとアウトプットについて書かれています。

常に新しい言葉を吸収し、その言葉を自然体で使いこなすこと。

 

読書に限らず、テレビやインターネットからのインプットでもOKという言葉を受けてホッとした自分が居ます。

 

身の周りの言葉に敏感になることの楽しさを教えてもらった気がします。

 

『語彙力こそが教養である』著者:齋藤孝

244ページ

 

 

『語彙力こそが教養である』本の内容

 

語彙が豊かになれば、見える世界が変わる。
教養あふれる大人になるための、実践的「語彙力向上講義」。 第1章 教養は言葉の端々に表れる
知性と語彙のレベルは1分でバレる/引用は「教養のアウトプット」である
/語彙へのアンテナを高める3ステップ ほか第2章 語彙力アップには名著が近道
インプットの王道は、「毎日の読書」/気に入った作家の文章はすべて読み尽くす
/人間と語彙を磨きたければ、『論語』から ほか第3章 テレビやネットでも言葉は磨ける
アマゾンレビューはインプットの宝庫/推奨! テレビっ子回帰
/映画は「字幕翻訳で観よ」 ほか第4章 8つの訓練で「使える語彙」にする
オウム返しでインプット&アウトプット/日本語は、夏目漱石一人でマスターできる
/落語や漫才から、「笑いの語彙」をコピーする ほか第5章 洗練された言葉づかいを身につける
語彙トレは、漢方薬だと思え/ワンランク上のアウトプット
/若者言葉とどう向き合うか? ほか(引用:Amazon.com

 

普段、無意識に使っている言葉を見直すきっかけをくれた本です。人間はどんどん楽な方へ流れてしまう生き物だと思うので…、知らないうちに普段使いの言葉たちもパターン化し、語彙が減ってきていた気がします。

 

そこを、さすがの齋藤先生、良いきっかけをくれました。日本語のプロですね、説得力は抜群です。語彙力のない生活は彩のない生活と同じ、ということでしょうか。

 

「自分の中の言葉を増やしていくと世界が広がっていく」という先生の提案はすっと心に入ってきました。

 

シンプルに言うと「言葉をたくさん知っているといろんな本が読める」と同じ原理なのだと思います。

 

タイトルの教養という単語がいまいちピンと来なかったのですが、語彙力を鍛えるメリットを読んで納得がいきました。

 

語彙が豊富だと他者とのコミュニケーションも円滑になりますし、そういう面でも自分の教養につながっていくということです。

 

しかしただ語彙力を鍛えることのメリットが書かれているのではなく、メインに「どうしたら鍛えられるか」のトレーニング方法が紹介されています。

 

齋藤先生は一番の方法は読書としつつも、インプットの手段としてテレビやインターネットも有効だと言っているのが驚きでした。

 

日常のあらゆる場面でトレーニングは可能というメッセージがありがたかったです。

 

また、鍛える方法として、アウトプットもあげられています。貯めるだけでなく、使うことでも語彙は増えていくそうです。

 

気になったのは「オウム返し」。会話の中で聞き慣れない言葉があった時、そっくりそのまま、自分もその言葉を口に出してみる方法です。

 

すると、瞬間的にその言葉を勉強するのと同じ効果になるというからビックリ。簡単そうなので、実践してみたくなりました。

 

語彙力こそが教養…と言い切るところに違和感がある方も居るかもしれない。

もっと他に大切なことも、と感じる人も少なくないのではないでしょうか。

 

相手との会話で重要なのは語彙力だけではないはず!と考える人は読まなくてもいいかもです。

誰からも「できる!」と思われる大人の語彙力ノート

実用書

齋藤先生の本は何冊も持っていますが、いったいどれだけ出すんだ?と不思議に思えてならないですね。

 

一般人の私からすると、一冊本を出版するって、ものすごい時間と労力がかかっていそうなイメージがあるのですが、齋藤先生のように、当たり前のようにポンポン出されると、暇なのかな?と思ってしまう。

 

今読み終わったのが、最近出たばかりの本『大人の語彙力ノート』です。

 

【目次】
第1章 「普段の会話で品よく見せる」語彙力ノート/第2章 「お願いする」ときの語彙力ノート/第3章 「言いづらいことを言い換える」語彙力ノート/第4章 「気持ちを伝える」語彙力ノート/第5章 メール・口グセで自分を下げない「同じ言葉の繰り返しをなくす」語彙力ノート/第6章 会議・打ち合わせで「できる!」と言われる語彙力ノート/第7章 「訪問・宴会・手紙で使える」語彙力ノート/第8章 センスが伝わる「季節の言葉」ノート(「BOOK」データベースより)

 

「語彙力こそが教養である」では、どのようにして語彙力を伸ばすか、語彙の宝庫、探し方について述べられていました。

 

今回は「できる!」と思わせるための語彙の使い方ですね。

普通っぽい言葉を教養力のある言葉に言い換えるんです。

 

『大人の語彙力ノート』は、今までの本よりは、手がかかってなさそうですが(先生すいません)、非常にためになりました。

 

今日から「超〇〇」という言い方は、もうやめようと思います。

 

日本では、若年層から中年まで、「ヤバイ」とか、「超〇〇」とか、何でもこの一語で表現しますよね?

 

しかし、この本を読んでると、今後使えなくなりそうです。

 

学生の頃の彼女は、至って真面目な生徒でした。

彼は話術において卓越した才能を持っています。

社長令嬢の桁違いの暮らしに呆然としました。

 

使い方がちゃんと合っているのかどうかは自信がないですが、使わないと身に着かないですかよね。

 

上記の例は、ヤバイくらい真面目とか、超イイくらしに言い換えることは簡単に出来ますが、他の言葉で言い表しなさいって問題があったら、正直戸惑う。

 

ココで練習しよう。

 

ぶっちゃけて言うとを賢そうに言うと「ありていに言えば」となるそうです。

 

知らなかった・・

アリがテイにいう?なにそれ?って絶対聞き直してしまうだろうなあ。

 

あと、役立ちそうなものというか、使ってみたいと思ったのが、この本の後半にある“第6章会議・打ち合わせで「できる!」と言われる語彙力ノート“。

 

コミット

ロジック

アサイン

アテンド

アライアンス

メンター等々

 

小池知事なら普通に使ってそう。

 

私もどれも、一度くらいは耳にしたことはありますが、家族やおばちゃん友達とばっかり話していたら、絶対使わないであろうカタカナ語。

 

するっと出たらカッコイイです。

 

言葉だけカッコよく使っても、中身がないと意味ないんですけどね。

 

語彙力のないかも?自覚がある人、ない人、そもそも語彙力ってなに?という人も

斎藤先生の語彙力シリーズ本は、読んで身になります。

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