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ぼくは明日、昨日のきみとデートする映画と小説と

小説 - 映画
ぼくは明日、昨日のきみとデートする映画と小説と

“ぼく明日”は、なぜ2度読みしたくなるのか?

 

この小説は、映画を観てから原作の本を読んでみたくなった作品です。

映画は2016年の冬公開されたので、ちょうど1年前になります。

 

本屋さんではずっと前から積んであるのは知ってました。

“よく売れてる本”という認識でした。

 

それが福士蒼汰&小松菜奈で映画化されると知り、公開されるのをずっと楽しみにしていました。

 

実際に観た感想は、時間軸の説明に違和感は残りますが、そんなところをあーだこーだと言っても仕方ないので置いておきます。

 

純愛だけに儚く、切ない物語です。

二人にとって初恋は叶わなかったけど、お互い自分のやり方で相手を見守り、一生涯愛を貫いた・・そんな一途な姿勢が胸を打ちます。

 

映画館では、高校生らしき男子がグズグズ泣いていました。

お友達と来てるようでしたが、人目もはばからず、あんなに泣けるなんて、よほどハマったんでしょうね・・

 

おばさん、泣けなくなるじゃないですか!

この映画は2度観たうえに、書籍も読んで、そしてDVDもしっかり購入しました~。

 

 

予約特典としてクリアファイルがもらえました。

今でも大事に使っています♪

 

『ぼく明日』は、ヒロインである彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる」のキャッチコピーに偽りはありません。

 

このコピー自体が物語のカラクリを秘めていて、さらに表紙のデザインにも謎かけがあるらしい…!二度・三度読み返す人、続出。

 

一度読んで「?」の感想だけではもったいないですよ。(但し、裏表紙のあらすじはかなりネタバレなようなので要注意)

しかし正直な所、ストーリーや文章のわかりやすさをポジティブにとるかネガティブにとるかによって評価が分かれる作品だと思いました。

 

「テンポよく進んで読みやすい」と感じる部分もあれば、そもそもライトノベル作家ということでその名残を感じることも。

 

SFマニアには物足りないと思うので、雰囲気やセンチメンタルな気分を楽しみたい、ライトな読者層にオススメかもしれません。

 

ややこしい設定さえクリアすれば、読んだ後に自分の日常や周りにいる人たちの大切さがわかる、温かい小説です。

 

時間軸が難しくて、一回読んだだけではなかなかわかりづらかったです。なので、読み返してみると、ポロポロと謎が解けていく感じでさらに楽しめました。やがて暴かれる愛美の秘密が何とも切ないです。

 

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』著者:七月隆文
287ページ

 

本の内容
“京都の美大に通うぼくが一目惚れした女の子。高嶺の花に見えた彼女に意を決して声をかけ、交際にこぎつけた。気配り上手でさびしがりやな彼女には、ぼくが想像もできなかった大きな秘密が隠されていて―。「あなたの未来がわかるって言ったら、どうする?」奇跡の運命で結ばれた二人を描く、甘くせつない恋愛小説。彼女の秘密を知ったとき、きっと最初から読み返したくなる。 ”(引用:Amazon.com)

2度目は愛美の立場で・・切なさ倍増

 

ストーリーは主人公である男子大学生・高寿の視点で進んでいくのですが、ヒロイン・愛美の可愛らしさがとてもよく表現されていました。

映画の中でも小松菜奈さんの表情がとってもいいです。

 

「ちょっと妄想入っている?」という部分も無きにしも非ずでしたが、一目ぼれからの一途な恋はドキドキでした。作品の後半は甘く切ないラブストーリーです。

 

2度目の映画館では、私がもし愛美の立場だったら?という視点でみれました。

正直、高寿よりもっとつらいはずなのに、でも、愛美ちゃんよく耐えたね・・心の中で声かけちゃいました。

 

二人が迎える結末がハッピーかどうかは薄々わかってくるのですが、それでもお互いを想う気持ちが純粋で…。思わず二人の恋愛を応援したくなってきます。

 

そして愛美が可愛いだけじゃなくて、強く、自らの運命に立ち向かう姿にも心を打たれました。

 

恋人がいる人が読むと、何倍も感情移入できるんじゃないですかね?「もし自分が愛美の立場だったら」もしくは「それを受け止める高寿の立場だったら」

 

もし恋人がいなかったとしても、家族や友人といった身近な人達が思い浮かんでくると思います。

 

文章はとにかく読みやすいです。

 

作者が元々ライトノベル作家だから、文章がライトなのでしょう。ライトに書かれ過ぎていて少々わかりにくい情景もありますが、そのおかげでよりキャラクターの感情に近づいて読み進めることができました。

ぼくは明日昨日の君とデートする映画版

 

ぼく明日を読む前に注意したいこと

 

恋愛小説とライトノベルが苦手な人、それからSFに詳しい人です。
パラレルワールドの仕組みについて理解しよう、辻褄が合わないところを深く追求しようとすると、物語に感情移入できなくなるので要注意。素直に二人のピュアで切ないラブストーリーを堪能してもらいたい。

 

ぼく明日のネタバレ

 

・愛美は時間の流れが真逆の世界からやって来た。
・愛美は昨日のことを覚えていない
・高寿と出会った日は、愛美にとってはお別れの日になる
・二人が一緒に過ごせる時間は40日しかない
・真実を知った高寿は苦悩し、愛美にその辛さをブツけるが
今日あったことは明日になれば全ての記憶を失くしてしまう悲しい運命を背負った愛美の立場を思い、高寿なりの愛を貫こうとする
・尚、時間軸(ループ)の説明、理解については深く触れていないので、ツッコミ入れたくなる。

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コメント 3
  • 2017/12/10 17:01

    こんばんは。

    自分も『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』読みましたよ。
    いい作品ですよね。
    透明感のある美しいストーリーだと思いました。
    そのうえ本当に切なくなりましたよ。

    映画も観ましたが、こちらも良かったです。

    • 2017/12/11 18:13

      こんばんは。
      コメントいただきありがとうございます。
      本当に切ないラブストーリーでしたよね。
      本を先に読まれたのでしょうか?

      私は映画が先だったのすが
      映画はエンディングに流れるback numberの楽曲「ハッピーエンド」も良かったです。

  • 2017/12/12 22:37

    はい、本を先に読みましたよ。

    「ハッピーエンド」はいい曲ですよね。
    お気持ちわかりますよ!

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