
常備菜の意外な使い方と効能
「これぐらいの不調で薬を飲むのもなぁ~」と思ったこと、ありませんか?
何となく薬が強すぎると感じて、服用するのをためらったことがある人、少なくないと思います。
体はしんどいんですけどね…。
そんな時のために備えて、ちょっと興味を持ってほしい一冊です。
「クスリごはん」とありますが、入手しにくかったり難しかったりする薬膳料理のレシピ本ではありません。
内容は「何でもかんでも市販薬で解決しようとせず、少しの体の不調は毎日の食事をクスリとして治してみよう」というもの。
「毎日の食事」という所がポイントになっているので、基本的に、手に入れやすい食材&簡単なレシピばかりで、すぐに自分の料理に取り入れたくなりました。
例えば、急な熱が出た時、お豆腐があればと小麦粉を使って自家製の冷えピタが作れるとか、大根とハチミツで咳が止まるとか、胃もたれにはカブおろしが効くとか、頻尿・便秘にくるみ粥とか、下痢にはハチミツ入り緑茶とか、「食べて治す」、そして「食べて防ぐ」という新しい考えを教えてくれます。
家族の健康を守る主婦の皆様、さらにはお料理初心者さんも、手元に一冊あって損はない本です。
「風邪の時はコレ」、「熱の時はコレ」、「花粉症にはコレ」と、生活のあらゆるシーンに対応してくれているのがうれしいです。
虫刺されにきゅうりのしぼり汁が使えるなんて知らなかったなあ。
また、旬の食材についても勉強になります。
何と言っても、漫画なので読みやすいです。
かわいらしい画風とキャラで、ほんわかします。嫁であるケロミとお姑さんの仲が気になる人も…?
毎日食材にふれて、調理をしていても、知らないことはまだまだありました。
改めて知ることができたこと、これからの生活のメリットになると思います。
「すぐに薬」のパターンから抜け出して「治ろうとしている体のサポートをする」食生活に変えていきたいです。
『おいしく食べて体に効く!クスリごはん』ヘルシーファミリー編集 イラスト:松永清美
196ページ
本の内容
風邪・便秘・ストレス・肌荒れなど暮らしの中でかかりやすい体の症状に効くレシピが満載。冷蔵庫にある食材で簡単に作れます。おうちの《常備薬》として一家に一冊どうぞ。(引用:Amazon.com)