『まんが ハーバードが絶賛した 新幹線清掃チームのやる気革命』読むべき人は?

 まんが版を感想

 

「働き方改革」なんてことばが、声高々と叫ばれていますが、働き方って、ただ時短すればいいってもんじゃないですよね。

 

”自分の仕事に誇りが持てる”、そして働いた分だけ認めてもらえる、それこそが真に求められる働き方ではないかと。

 

清掃業務といえば、いわゆる3K(きつい・きたない・危険)と呼ばれる職場のイメージがありますが、テッセイの作業員さん達のスゴ技を見たら、カッコイイ!ず~っと見入ってしまいます。

 

JR東日本が運行する新幹線の清掃業務を一手に請け負う「JR東日本テクノハートTESSEI」略称:テッセイ。この本の主役です。

 

私はテレビ番組で見たのですが、停車から発車までのわずかな時間の中でバババーッと全てをこなしちゃうんです!外国の観光客らしき人が珍しそうに、窓からその様子をずっと眺める光景も見られました。

 

清掃作業は、速ければいいってものではなくて、お客様相手なので美しさや快適さも求められます。

 

これぞプロ、っていう仕事ぶりでしたね~。

「そんなスゴ技を生み出すチームってどんな人達なんだ!?」と話題になり、あのハーバード大学の経営学の教材にもなったそうです。

 

この本は、その話題のチーム・スゴ技を作り上げた矢部輝夫さんが手掛けています。

 

著者の矢部さんの情熱には心を打たれました。

それも無理なやり方ではなく、現場の作業員の「やる気」をいかにして盛り上げ、改革に取り組み、世界に絶賛される清掃作業に辿り着いたのか、トップの矢部さんのマインドを知ることができます。

 

経営理念と聞くと、難しい内容なのかな?と思ったので、私は漫画の方を手に取りました。デジタルな世の中ですが、人の力ってすごいなぁと再確認しました。

 

経営者は勿論、そうでない私のような人間が読んでも勉強になりました。

「自分にとって働くとは?」という意味を見直すきっかけになると思います。

やりがいやプライドが、仕事には必須なのだと教えてくれる一冊です。

 

ただ一方で、こちらは漫画なので読みやすい分、「現実のもの」として捉えきれない人も居るかも。

 

私自身、ストーリーが出来過ぎというか、表現に誇張があるというか、なんとなく違和感が残ったんですよね。

 

漫画じゃない方を読んだ方が良かったかな?

 

現実とのギャップがあり過ぎて、しらける人もたくさんいると思う。

立派な理念だと分かってはいても、一般の会社で取り入れられるかどうかは、様々な壁があることを実感させられるのではないでしょうか?

 

「どうせうちの会社(社長)じゃ、なにも変わらね~」

読んですぐ忘れられそうな気がします。

 

読んでもらいたいのは一般サラリーマンじゃなくて管理職の方でしょう。

 

『まんが ハーバードが絶賛した 新幹線清掃チームのやる気革命』著者:矢部 輝夫 (著),    久間月 慧太郎 (イラスト)

222ページ

 

『まんが ハーバードが絶賛した 新幹線清掃チームのやる気革命』の内容

今年からハーバード大学経営大学院の必修教材にもなっている、新幹線清掃チーム「テッセイ」の実例エピソードを、まんがを用いてわかりやすく解説。「奇跡の7分間」とも称される短時間の清掃作業を実現させた、元・株式会社JR東日本テクノハートTESSEI取締役経営企画部長(現・合同会社おもてなし創造カンパニー代表)矢部輝夫氏が掲げているメソッドを中心に、やる気と誇りを持たせるためのマネジメント術を明らかにします。(引用:Amazon.com)